CPU交換 Core i9-13900K
(2023年9月1日)
ドスパラのBTOパソコンのCPUが第9世代Core i9-9900Kだったので,最新の第13世代Core i9-13900Kに交換しました。
交換前
ドスパラBTOデスクトップパソコン Monarch ZH
- マザーボード:ASRock Z390 Phantom Gaming 4
- CPU:Intel Core i9 9900K
- CPUクーラー:Deep Cool H-GAMMAXX 400(V4)(1151,w/Grease)I
- RAM:32GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/16GBx2/2チャネル)
- グラフィックボード:Palit Geforce GTX 1650 STORMX 4G GDDR5 128bit DVI HDMI
- 電源:500W静音電源 (AcBel PCA013 80PLUS BRONZE)を後日,玄人志向650W(KRPW-GK650W/90+, 80+GOLD認証)に交換
- OS:Windows 10 Proを11にアップデート
交換後
- マザーボード:ASRock B760M-HDM/M.2 D4
- CPU:Intel Core i9 13900K
- CPUファン:Deep Cool AK400
- RAM:流用
- グラフィックボード:重いグラフィックスは行わないので,内臓グラフィックスの性能も向上しているようなので,電源容量が不足することを恐れてはずしました。ディスプレイはFHD2枚構成。
- 電源:流用
- OS:流用。(1) ハードディスクなどをそのままつないでおけば起動します。しかし,私はそのことを知らずに,(2) Windows 11のインストールUSBを準備して,クリーンインストールしてしまいました。Windows 11はMicrosoft idで認証されるので,費用が発生することはないのですが,すべての環境を構築し直しになるので大変です。
交換費用
- CPU 8.5万円
- CPUクーラー 0.3万円
- MB 1.2万円
- 合計 約10万円
交換前後の比較
Core i9の内臓GPUは,静かで,FHD2枚の画面で支障なく使えています。GPUはずして良かったと思います。また,CPUクーラーは安かったので,音が煩いのかと思っていたのですが,むしろ,交換前より静かになった印象です。そして,OSをクリーンインストールしたことと合わせて,パソコンを新調した感じで満足です。
計算速度について:CPU MUSEUMに掲載したように,WSL2で浮動小数点関数のループを計算すると,差は3倍弱となります。しかし,Mathematicaで(並列処理を使わない)実際の3体問題の計算をさせると,以下のように,差は2倍弱に
- Core i9-13900K 50sec
- Core i9-9900K 91sec
さらに,並列処理を使う3体問題の計算では,以下のように,差は1.5倍に縮まってしまいます。
- Core i9-13900K 119sec
- Core i9-9900K 176sec
Mathematicaは追加料金を払わないとCoreを8個までしか使えないで,第9世代も第13世代も使うCore数が同じになり,このような結果になってしまいます。標準で使えるコア数8は少なすぎ。。。
クラッシュ問題対応
Core i9-13900Kには欠陥があり,(まだ完全な欠陥対応ではないようですが)BIOSで対応しているようなので,最新のBIOSにアップデートするようにしています。
- 9.01 (2024-10-01) Update CPU microcode to 0x12B
- 8.01 (2024-08-09) Update CPU microcode to 0x129
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